相続:後妻はこうして父の財産を喰い尽くした

後妻 vs. 前妻の子ども 実践編

第17話:スプレー缶購入禁止令

事業(薬局)で得た利益は、自分たち(父と後妻)が好きにすればよい。
その代わり、事業で発生した負債(借金)も、自分たちで返済しろ。
借金だけこちらに押し付けようとするな。
祖父の代からの家にまで手を付けるな!

父の死と借金の事実を知った直後の私の直感的な主張は、この後もずっと続きます。
(補足:後妻は父の薬局の専従者だった)

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前回の記事で、後妻は口座に現金があるから!」と引き出して、後妻が自分の口座に入金したり現金で保管していたのだろうと書きました。

これ、「お金があったから使った」という無計画な浪費家と同じ。
そういう人を、準禁治産者と言います。
具体的には、心神耗弱(=精神障害者)や浪費癖などにより、財産を適切に管理・処理する能力がない家庭裁判所が判断した者で、保佐人と呼ばれる後見人のような人が必要。不動産売買などの重要な行為には保佐人の同意が必要だし、単独での契約行為ができません。
平成12年に禁治産者準禁治産者という名前がなくなり、被保佐人(=保佐される人)と名称が変わったようです。

後妻は、令和5年に父の「成年後見人」に立候補して、嘘八百で固めた資料をもとに、まんまと家庭裁判所をだまして成年後見人の地位を得るとすぐに、父の不動産売却に乗り出しました。
そもそも後妻本人が後見人(保佐人)が必要な状態なのに、よくもまあ、ぬけぬけと自分が後見人になったものだ。

こんなお金の管理能力がない人に、専従者として経理をさせていた父もバカだなと思いました。
だから「目の前にあったお金」をぜんぶ使い込みして持ち出されてしまったのです。
故意のドロボーじゃなければ、無意識の心神耗弱者なのです。

後妻がどれぐらい使い込みをしていたかについては、また後日、別の記事で詳しく述べる予定です。めっちゃ笑えるので、ぜひご期待ください!!

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今日は、父の不動産の話です。

当初から、後妻の司法書士から「相続財産は自宅不動産(プラス)と融資残債(マイナス)しかない」と言われていたように、不動産は大きなカギです。
私も子供の頃に住んでいましたが、父との交流が途絶えて以来、20年ほど中に入ったことがなく、相続にあたり不動産の状態確認が必要です。
同時に、事前にカード会社から入手した利用履歴から、父が購入している高級家具・家財道具、高級時計、絵画、マウンテンバイク、オーディオ機器などの存否や状態も確認したいし、父が趣味でよく作っていた帆船模型なんかがあれば、形見の品として欲しいと思っていたのです。
帆船模型なんて家族には大切な思い出だけど、対外的には金銭的価値のないものです。しかし、あの強欲な後妻のことだから、「帆船模型や形見の品がほしければ、相続承認して借金を肩代わりしろ」と言い出しそうです。
なので、借金引継ぎを覚悟の上で自宅を引き受けるか否かの判断のため自宅不動産の中をどうしても確認したかったのです。

追加会計書類の開示を求めるとともに、後妻弁護士に「不動産の立ち入りをしたい」とリクエスト。ちょうど弟が帰省するタイミングで二人同時に内見希望を伝えたら、「勝手に何かを持ち出されたら困るので、一人ずつじゃないと許可しない」と言い出した。
自虐ネタか?
そもそも、後妻が継続して住んではいるが、この不動産は私たち前妻の子どもにも権利がある物件ですよね。後妻の方こそ、父の死亡後に既にあれこれ勝手に物品を処分してルール違反甚だしいくせに、よくもそんな失礼な物言いができたものだ。
こういう点からも、後妻弁護士の対人能力の低さを感じ取りました。

 

後妻弁護士にはムカつくが、怒っても仕方ないので、弟には我慢してもらい、私ひとりで不動産を見に行きました。暑い暑いお盆の時期です。私が内見している間、後妻はどこかへ出て行き、弁護士が付き添いをすることに。むっさい男と広い家の中で二人きり、私の方こそ気分悪いですが、そこは我慢。

まず、家に入ってすぐに、愕然としました。
中がぐちゃぐちゃ
ダイニングルームはなぜか電気がつかず薄暗い中での捜索。
なぜ電気がつかないのか、家の状態から推測し、少し前から電球が切れたままなのか?
他の部屋も、壁紙が剥がれかけていたり、薄汚れていたり、砂壁が剥げたままだったり、ドアも歪んだり、合板が剥がれかけていたり。
後妻はここに、本当に住んでいるのか?
とにかくメンテナンスがきちんとされていないのが一目瞭然

次に家具・家財道具などの確認ですが、父が後妻に買ってあげたはずのグランドピアノが、なぜかフタの板だけテーブルがわりに物が載せられていたが、本体がない。処分したにしても、なぜフタだけ残してあるのか?弁護士は「グランドピアノは○○さん(=後妻)が実家から持ち込んだもの」と言ったが、それは嘘父が買い与えたことは、再婚間もない頃に私は父から聞いている。また弁護士にも都合よく嘘をついていたんだな、後妻め。

そして、父の趣味でいろいろ買っていたオーディオ機器(ステレオ、真空管アンプなど)は、影も形もなく、いつどこへ消えてしまったのか?

続いて、父はアンティーク家具も多数買っていたようだが(カード履歴から)、良さげなモノすべてにテープが貼ってあり、「○○さん(=後妻)が退去時に持って出るものに印(テープ)をつけてある」と鼻の穴を膨らませながら自慢げに言う弁護士。
おいおい、それらの家具も、父のお金で買ったモノで、相続財産だろ?
後妻の持ち物ではないよね?自分のモノみたいな顔するんじゃない😡💢
この弁護士は、なにを勘違いしているのだろう?
すると弁護士は、「夫婦ふたりの財産で買ったものだ」と言い出した。
はいー?
だったら、問題の借金も、夫婦ふたりの借金だろ?
都合の良いことだけ夫婦を持ち出し、都合が悪くなると父だけに責任を擦り付けるのか?
矛盾だらけの弁明、それでも弁護士か?

※ 余談ですが、このテープを貼った家財道具について、後日、後妻から「欲しいものがあればあげる」と申し出があったそうです。ワナ(うっかり受け取ると、相続放棄できなくなると困るので)かもしれないので断りましたが。どうせ、娘か息子から、そんな大型の大量の家具なんて持って来るなと拒否されたのでしょう。子どもは親の願いを叶えてくれると親は勘違いしているようですが、子どもには子どもの生活があるので、親の思い通りにはいきません。仮に高級有料老人ホームだって持ち込める荷物は限られているし。欲を出したって現実は甘くないのです。

 

怒りでハラワタが煮えくり返りそうですが、感情的になれば後妻弁護士の思うつぼ。
そこは冷静になり、先に進みます。
高級なアンティーク家具とは逆に、本棚や食器棚など大型家具は転居先でも邪魔なのか、テープが貼られていない。
そもそも後妻は、相続が終ったら、自宅から退去する予定だと司法書士から聞いていた。おそらく自分の娘か息子の家に転がり込むつもりなのでしょう。
だから、他にも状態が悪かったり、重かったり、古かったりで、気に入らないものは家に置いていくつもりのようで、整理されずにぐちゃぐちゃのまま。

マウンテンバイクも高級時計も見つからず、弁護士いわく「生前に処分しているらしい」と。

絵画は、まるで蚤の市の二束三文の品のように、ボロボロの段ボールにまとめて突っ込まれていた。ざっと見たところ、平山郁夫の絵なんかもあったが、とにかく状態が悪い(扱いが酷い)。

期待の帆船模型も、どこにもない
辛うじて、作りかけの未完成品が、ポツンと父の部屋に残されていただけ
その部屋も、もはや物置状態だったが。
他の父のモノはかなり処分されている状態で、父が生活してきた痕跡がほとんど残っていなかった。おそらく、令和4年に父が要介護2で介護施設と入院を繰り返した頃に、後妻は「もう家には戻ってこないだろう」と見切りをつけて、父の所有物をどんどん処分していったと思われる。

一方で、後妻の部屋は、それはもう、モノだらけ。
6畳の和室3部屋が後妻エリアのようで、そのうち1室には仏壇があったはずが、既に第14話で書いたように今年4月に処分されており仏間スペースは洋服ダンスでふさがれていた。別の1室はクローゼット代わりなのか、パイプハンガーが2脚ほど、大量の服がごちゃっと掛けられている。とにかくモノの多さに唖然とする。50代半ばの私は若い頃の買い物癖を反省して、せっせと断捨離に精を出しているというのに、75歳の後妻のこの物欲の凄さ!

あとで領収書や他のカード利用明細を確認して分かったことですが、どうやら後妻はただのリア充・見栄っ張りなだけでなく、本当に準禁治産者浪費癖が激しく、買い物依存症だったように窺い知れます。

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ひと通り家の中を確認し、そこにはもう父の面影は残っていないと分かりました。
もし残っていれば、借金の一部を肩代わりしてでも、祖父の代からの家を救い出してあげようかと思っていたのです。掃除して、メンテして、整理して、資産として保有、自分で住まなくても賃貸で誰かに貸すなど有効利用もあると思っていました。
しかし、現状を見て、一気に気持ちが萎えました

あんな家は要らない。

理由は三つ。

一つ目は、父の家を引き継ぐにも、後妻が融資使い込みで作った借金があるので、こちらも追い銭が必要です。融資残債が1800万円なので、後妻と私とで折半して負担すれば900万円ずつ。つまり、私が父の家を資産として保有する場合は、900万円の追い銭が必要なのです。
そこで冷静に全国の空き家情報などを検索すると、もっと状態が良さげで、賃貸に出しやすそうな場所に、900万円以下の物件がたくさんあります。
相続でなく、投資の観点で見れば、父の家はあまり条件の良い物件ではないのです。

 

二つ目は、資産保有ではなく、売却するとなれば、多額の譲渡所得税が発生します。
悔しいことに後妻のようにその不動産に同居していた場合は3000万円までの特別控除があるので2000万円ぐらいの不動産なら譲渡税がかかりません。逆に私のように住んでいない不動産を相続で取得してすぐ売却する場合、多くが不動産取得費が分からず売却価格×5%がみなし取得費とされ、売価の95%に対して約20%の税金がかかります。
実際に父の不動産で計算すれば、後妻が父の生前に出していた希望売価が2100万円。
これに売買手数料など諸費用や印紙税など、仮に100万円として残金2000万円。
みなし取得価格は2000万円×5%で100万円。
譲渡所得税は、(2000万-100万)×20%=380万円。
借金の引受額900万円、売却前の家の掃除・ゴミ書類代金など200万円ほどかかるならば、2000万-380万(譲渡税)-900万(借金)-200万(ゴミ処理代)=520万円しか残りません。また、不動産を取得する前に、後妻と調停や審判(裁判)で戦う必要があり、そうなると弁護士代もかかり、実質の実入りがどんどん減ります。

譲渡所得税については、次のサイトが参考になります。

相続した不動産の売却時にかかる税金【計算方法と控除・特例も紹介】:朝日新聞デジタル

 

三つ目は、家の片づけが大変。
これは、今年に入り、夫の実家、弟の家と、立て続けに一軒家まるごとを2回掃除・片付けをして、もう二度とやりたくないからです。
実家の片付け」問題は深刻です。経験者ならご存知のとおり、もう気の遠くなる作業です。
とにかく昭和の親は、何でも大事にとってある。さらに戦中・戦後のモノがない辛い経験の反動からか、年老いてから爆買いする老人が多いのも特徴。「生きているうちに断捨離して」と言えば、「早く死んでほしいのか?」と勘違い発言で、話にならない。
そうこうしているうちに親が亡くなり、相続した家の中がモノで埋め尽くされた状態を見て、気絶しそうになる子ども(と言っても大人)が続出、いや、日本中がその状態。
自分でやれば、クリーンセンターへ数えきれないほどの往復。弟の家は3LDKで50往復ほど、夫の実家は5DK+蔵で100往復ぐらい。漫然とやれば何年がかりの作業。業者に頼めば数百万円が軽く飛ぶ
そんな思いをして残った家を売却しても、たいしたお金にならないか、下手したら足が出てしまう。だから、田舎の実家が放置される問題が、日本中に蔓延して、役所の人も困っているのです。
家の中のゴミは、普通ゴミ、不燃物、粗大ゴミ、資源ゴミ、廃材など、ありとあらゆるゴミ。その中で、私がいちばん困ったのがスプレー缶。スプレーだけは、ぜんぶ使い果たしてガスを抜いて出さないと、ゴミの業者は引き取ってくれません。それを見越してスプレー缶の処分を引き受ける業者もあるようですが、某社は1本あたり770円で、50本もあれば4万円近くかかります。冗談抜きで、夫の実家にも、弟の家にも、スプレー缶が軽く50本ずつはありました。スプレー商品そのものの値段を考えると、こんなに無駄なことはありません。しかも、自分で買ったものじゃないし💢
その教訓から、私の家では、スプレー缶の購入禁止令が出ています😅
もともとコロナ前は海外旅行に頻繁に行っており、スプレー缶はスーツケースで運べなかったので、虫除けスプレーでもノンガスタイプを使っていました。我が家で自分で買ったスプレー缶は、ゴキジェットとクレ556、各1本ずつぐらい。他は夫の実家から持ち帰った使える商品で、使い切るようチマチマ努力しています。家を解体する時に中のモノも一緒に処分してもらえばよいという楽観的な思考の人がいますが、木製品は家に置いておいて良くても、その他は先に処分するか、処分費用を余分に払えと業者に言われます。モノを大切にする私の性格から、まだ使えるものまで捨てることに罪悪感を覚えるため、程度の良いものは自宅に持ち帰って、親の代わりに使い切っています。親の罪悪感を肩代わりしているようなものです。
正直、はた迷惑です。
また、立つ鳥跡を濁さずで、家の中がめちゃくちゃ状態のまま処分するのは、長年お世話になった家に対する敬意がまったくなく、そういう失礼な人が嫌いなのです。

 

これらの理由を克服してでも父の不動産を引き継ぎたいモチベーションが沸き起こるとすれば、父の面影・思い出の品々が残っている場合だけ。
それがなければ、引き継いでもはた迷惑なだけの粗大ゴミです。
ましてや、後妻の不用品まで処分しなければいけないと思うと、これまた腹が立って仕方ない。身内だから仕方なく片付けをするが、なぜ後妻という他人の尻ぬぐいまでしなければいけない?バカバカしい。

 

不動産の状況を見て、愕然として、年初からの「親の実家片付け」トラウマが蘇り、あっさり父の不動産を諦めました。

そこに労力とお金をつぎ込むぐらいなら、もっと便利な場所で投資物件を買います。

諦めがつけば、あとは戦う方針がだんだん固まってきます。

後妻からいかに父の財産をとりあげるか、から、いかに後妻の負債を増やすか、へ。

それについては、これから順を追って。

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  • 令和4年9月ごろ:後妻が父名義の不動産を売却しようとして、司法書士成年後見人申立の依頼
  • 令和5年11月末:後妻が父の成年後見人に承認され、直後に父名義の不動産を売りに出していた
  • 令和6年3月13日:父の死亡日(享年82歳)
  • 令和6年4月30日:父の死亡を知った日
  • 令和6年5月1日:弁護士予約
  • 令和6年5月2日~6日:相続の本5冊入手・読破
  • 令和6年5月8日~20日:弁護士面談4件
  • 令和6年5月8日:後妻司法書士から銀行口座・融資・会計事務所情報入手
  • 令和6年5月9日:顧問税理士に会計書類開示を拒否される
  • 令和6年5月8日~6月13日:融資契約書のコピー請求・入手
  • 令和6年5月8日~7月8日:各金融機関へ口座有無確認、銀行取引明細書・(残高証明書)の入手手続き
  • 令和6年5月20日:知人の不動産会社に父名義の不動産の査定を依頼したところ、既に売りに出されていたことが発覚
  • 令和6年5月23日:後妻の弁護士から最初の通知
  • 令和6年5月23日~7月1日:銀行取引明細書の入手・転記作業
  • 同上期間:転記により浮上した疑問解決のため、生損保、電気、クレジットカード、リースなど、取引の該当する会社へ問合せ&確認作業
  • 令和6年5月31日:法務局で土地・建物登記簿謄本を入手
  • 令和6年5月31日~6月18日:法務局で相続一覧図申請・入手
  • 令和6年6月3日~7月18日:病院・介護施設へカルテ開示請求・入手
  • 令和6年6月4日:公証役場で遺言書の有無確認
  • 令和6年6月11日~6月18日:法務局で自筆遺言書の有無確認の予約・結果入手
  • 令和6年6月6日~8月17日:生損保の契約内容入手、クレジットカード利用履歴明細入手
  • 令和6年6月13日~:融資の銀行1社と情報交換、返済の交渉
  • 令和6年6月19日~7月19日:信用情報開示(JICC、CIC全銀協)と生命保険契約有無の開示請求と結果入手
  • 令和6年6月28日~7月8日:管轄税務署へ情報提供、資料送付
  • 令和6年7月3日:管理薬剤師届出状況を保健所に確認
  • 令和6年7月12日:顧問税理士へ準確定申告の問合せ (電話を切られた)
  • 令和6年7月13日:後妻弁護士から財産目録と決算書・申告書など資料届く
  • 令和6年7月13日~7月24日:決算書・申告書の内容をチェック
  • 令和6年8月9日:父の自宅不動産の内部に立ち入り調査
  • 令和6年9月10日:市役所から介護保険要介護状態区分証明書を入手
  • 令和6年9月18日~20日:薬の卸3社、派遣薬剤師の出向元会社に違法営業の認識有無を確認

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【状況証拠・ツッコミどころ 一覧】

  • 4月30日 後妻が用意した相続財産は、不動産と借金がほぼ同額で、現金ゼロ・預貯金5万円。あまりに出来すぎた数字で、怪しさ満点!
  • 5月9日 顧問税理士が会計書類の開示を拒否、見せられない理由は!?
  • 5月31日 後妻は認知症の父の成年後見人になり、自分が使い込んだ銀行融資の返済のため、父名義の不動産を売却しようとしていたことが発覚。しかし、売れる前に父が死亡し、後妻の計画の最初の誤算。
  • 6月2日・6月13日 認知症(要介護2)の父を相手に、銀行が融資契約をしていたことに驚き!入手した契約書の、無理やり書かされたであろう父の変わり果てた筆跡を見て涙が出た。
  • 6月6日 令和2年6月に融資返済の減免をしてもらいながら、同年12月に後妻受取人の生命保険を新規加入していた。
  • 6月17日 銀行取引明細の国保料引落し額から後妻の年収を逆算、専従者給与が毎年600万円も払われていた!
  • 6月28日 取引明細書から推測したキャッシュフローにより、1億2000万円のキャシュが消えている理論値が算出された!
  • 7月1日 取引明細書の転記完了、頻繁な入出金に、後妻はATMに住んでいたのか?
  • 7月1日 同じく、すべての転記が終り、現金売上がどの口座にも入金されていないことが判明!着服か?
  • 7月3日 令和4年8月から、父が認知症で入院・介護施設入居により薬局に復帰していないが、管理薬剤師の変更届は出されておらず、2年間も違法営業を続けていたことが発覚!
  • 7月11日 調査した銀行口座が出そろい、当初、後妻司法書士から聞いていた3行・4口座どころか、8行・19口座が判明!
  • 7月12日 顧問税理士へ準確定申告の問合せをするも、一方的に電話を切られた。これで完璧にグル決定!!
  • 7月13日 後妻弁護士が開示した資料から、後妻が各種債権を自分の口座に振り込ませていたこと、父死亡後に勝手に種々の費用を使っていたこと、仏壇仏具まで処分していたことが判明!パート事務員の実在性、勤務実態に大きな疑問浮上、費用の架空計上の恐れあり!!
  • 7月23日 決算書のバランスシートから、元入金がずっと多額のマイナスだったことを発見。後妻は薬局に入ったお金(事業用の借入金)を持ち去っていたと思われる!
  • 8月9日 父の自宅不動産の中がぐちゃぐちゃ、既に父のモノ大半が処分されていた!
  • 8月17日 クレジットカードの利用履歴により、融資返済減免の変更契約以降も、父が認知症で身動きできなくなってからも、後妻が家族カードで贅沢三昧していたことが判明!
  • 9月20日 薬の卸会社への支払い遅延が続いていたことから、父の薬局は「ブラック薬局リスト」に挙げられていた!

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【後妻の手口 一覧】

  • 被相続人(父)の生前に成年後見人となり、意のままに財産を処分。
  • 経理の立場を利用しお金の管理を他人にさせず、現金を自由に持ち出す。
  • 高額な専従者給与を払わせ、正当な理由として資金移動
  • 生活費はすべて父に出させ、自分はいっさいお金を使わない。
  • 高齢者でも加入できる生命保険に入らせ、保険料支払は父、保険金受取人は自分に指定し、多額の保険金を受領
  • 融資一括返済を免れるため、違法営業を続け、周囲をだまし続けた。
  • 事業用に借りた融資の現金を持ち去って返金しない

 

続く