相続:後妻はこうして父の財産を喰い尽くした

後妻 vs. 前妻の子ども 実践編

脱線その①:美学なき人生

相続トラブルが勃発したのは、今年(令和6年)の4月30日。
(知らなかったが)、父が亡くなったのは3月13日。
今日は10月13日なので、もう7ヶ月も経つのですね!

事情を知らない人から見れば、「まだやってるの?」って感じ。

こちらも好きでやってる訳ではない。
そもそも、後妻が強欲すぎたのがいけなかったのです。

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第1話でも少し書きましたが、後妻との闘いのことばかり考えていたら、頭がおかしくなるので、適度に息抜きが必要です。

 

2年前から急に山登りに目覚め、月1回ぐらい、けっこう頻繁に低い山も少し高めの山も登っていました。相続トラブル勃発後、5月に安曇野、6月に尾瀬に行ったのを最後に、今年の夏は暑すぎて外に出る気が起こらず、気が付けば4か月もサボっていました💦

今年はいつまでも暑かったですが、10月に入り、急に秋らしく快適な気候になり、思い立って久しぶりにササっと低山を登ってきました。

4か月もサボるとダメですね…
何度か登ったことのある低山だから楽勝と思いきや、体が重い、足が上がらない、息が切れる、酸欠でめまいがする。
慣れた人が普通に行けば片道1時間ちょっとで登れる山が、まるで政治家の牛歩のように前に進めず、山頂まで1時間半もかかってしまった。
これはダメだ。

つまらない女(後妻)のせいで、仕事や私生活が疎かになっては本末転倒です。

相続トラブルはあくまでもオマケ。
仕事と私生活の楽しみを最優先にし、相続は余力ですね。

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この相続トラブルが勃発し、後妻の手口が徐々に判明し、正当なのも不正なのも合わせて後妻が持って行ってしまった金額がだいたい見えてきた頃(6月下旬)から、ずっと疑問に思っていたことが大きく2つ。

  1. この女は、なぜ、借りたお金を返そうとしないのだろう?
  2. 75歳にもなって、なぜこんなにお金に執着するのだろう?

生活費の大半を父が支払っていたようなので、後妻は自分でほとんどお金を出していない。父のサラリーマン時代の退職金、後妻の専従者給与、後妻の国民年金、勝手に持ち出して返さない銀行融資をあわせると、おそらく2億円ぐらいになるはず。

いくら人生100年時代と言えど、75歳を過ぎると、体力が落ち、ボケが始まり、それまでと同じようには生活できなくなり、80歳を超えると、いよいよ先が見える人が大半じゃないかしら?
日本人女性の平均寿命が87歳らしいから、後妻はあと12年
今後も毎年遺族年金が200万円ほど入るようだし、質素に生活するには十分な金額。2億円ものお金+遺族年金、あと12年で使い切ろうと思ったら、1年あたり1870万円も使うことになる。
普通に考えて、使い切れない金額。
余計なお世話ですが、ボケて体が動かなくなった老女が、いったい何に使うつもりなのだろうか?

 

そもそも、なぜこんなにお金に執着しているのだろう?

 

いま、戦中と戦後まもなくに生まれた人が、そろそろ寿命に到達し始めて、相続ならぬ「親の家」問題が日本じゅうで発生しています。
親が亡くなり、住んでいた家を片付けに行ったら、モノが溢れていて、何年かかっても片付かず、子どもが疲弊してしまう、という問題。私も今年の初め、夫の親の家問題(掃除・片付け)で疲れ果てました。
それもあり、今回の相続トラブルもあり、実母には「生きているうちに不要なものはしっかり捨てておいてよね!」と強く言ってあります。しかし、母は「捨てられない人」だから、きっと多くのゴミを残したまま、この世を去っていくのでしょう。(大迷惑)

 

さて、父は昭和16年生まれ(戦中)、後妻は昭和25年生まれ(戦後)。
高度成長期を経験しつつも、女性が今のように男性と対等にガンガン稼げるようになったのはつい最近のこと。男女雇用機会均等法1986年施行され、実際に大卒女子に「総合職」という念願のポジションが生まれたのは3年後の1989年から。(私を含め)、鳴り物入りの総合職女子は男性社員からも一般職女子社員からも疎まれ、血を吐くような努力と私生活の犠牲を払い、あれから30年、やっと「男女でも食事は割り勘が当たり前」と若者が思ってくれる時代になりました。ほんと、長かった…😭

それ以前の女性の大半は、働いていても男性の補助的な役割しか与えられず、会社は結婚するまでの腰掛け結婚して男性に養ってもらうのが当たり前、という考え方が標準装備でしたからね。

だから、自分に経済力がないことは承知しているので、できる限り稼ぎが多く安定している男性と結婚するのが第一目標。結婚後は、夫をATMとして利用するのは当然の権利。贈与税のかからないギリギリの金額まで毎年財産を自分に移転させ、ヘソクリをたくさん溜め込み、夫が亡き後も遺族年金が入り、自分が死ぬまで夫のお金で悠々自適生活
まさに濡れ手に粟!

私より少し前までの女性の多くが、これが当たり前だと思っていた日本でしたからね。
(私と同年代でも、まだ8割ぐらいの女性が、昭和の古い因習を引きずっていたから)

なので、後妻がお金に執着する気持ちも、分からないではない。
(理解はするが、同意しませんけどね)
だからといって、2億円は貯めすぎだろー!!

と言うか、まず借金返してからだろー!!!

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お金を借りたら、返さなければいけないのは、小学生でも知っています。
返さない人はドロボーです。
返すお金がない人は、自己破産するしかなく、自分名義の財産はすべて没収されます。

これは借金した人が生きている場合の話であり、死んでしまうと借金は相続人に移転します。いきなり「親の借金を返せ」と言われたらビックリするだけなので、たいがい相続人は相続放棄します。

ここでひとつ疑問。
なぜ子供は親の借金を肩代わりしなければいけないの?
配偶者はまだ生きてるのに?

 

たしかに借金(融資)の名義は父親だが、後妻は父と「生計を一」としていた。
さらに、専従者として薬局の運営に携わり、薬局から給与をもらっていた。
(専従者とは、法人で言えば「役員・取締役」のような立場)
「生計を一」とは、日常生活の財産を共(共有)にすることです。
収入も支出も「共有」です。生活費は共同で出さなければいけないのです。

銀行取引明細から、父が大半の生活費を出していたことが判明しました。
仮に、その原資(生活費)が足りなくなって薬局の借入金(融資)に手を付けてしまったとしたら、その同一家計に所属する人が協力して融資を返済するのが道理です。

では、その同一家計に誰が所属していましたか?
父と後妻ですよね。
後妻も生活費として融資のお金を使っていた訳ですよ。
しっかり給与をもらっておきながら(収入があるのに)、生活費を出すのは夫、給料は私のもの、という理屈は通りません。

だから「まず、借りた金を返してから」と言っているのです。
借金を返そうとしない後妻は、ドロボーと同じです。

 

会社が銀行からお金を借りたら、返さなければいけないのは当然です。
言わなくても誰でも知っていることです。

会社のお金を役員が勝手に持って行ったり使い込みをしたら横領で、その人から返してもらわなければいけません。

それが、個人事業主の場合、専従者(=役員に相当)が使い込みや勝手に持って行ったのに、それを返すのは「法定相続人」だなんて、理屈に合わないですよね。

なんで、個人事業って、こんなに扱いがいい加減なんだろう?
インボイス制度で問題が表面化したように、消費税だってマトモに申告している事業主は少ないんだし、もう「個人事業主」なんて制度、なくしてしまえばいいのに

 

江戸時代に「士農工商」というカースト制度がありました。
商人はいちばん身分が低かった。商売をする人は「卑しい人」だったのです。
なぜ「卑しい」のでしょう?
自分だけ得をすれば良いと思っている商人が多かったから?
たしかに、そんな利己主義・我利我利亡者の商人も多数いたでしょう。
でも、それじゃ周辺で関与する人たちは幸せにならない。
そこで、近江商人の経営理念「三方善し」の精神が生まれ、自分(売り手)だけでなく、買い手も満足し、社会貢献もできるのが良い商売、という考え方が広がりました。

 

この相続トラブルが始まって、たまたま読んでいた本。
『海賊と呼ばれた男』
2012年の出版で、今さらでスミマセン💦
言わずと知れた、出光興産の創業者をモデルにしている小説ですが、この創業者の精神が本当に素晴らしくて、読みながら感涙にむせび泣いたほどです。
特に感動したのは、
「○○(事業に対する大きな賭け)がダメだったら、一緒に乞食をやってくれるか?」みたいな話を奥さんにしている場面。(うろ覚えなので、正確性に欠ける部分はご容赦を)
商売は、時に大きく勝負に出ることもあります。
上手くいけば利益を生み出しますが、失敗すれば借金が残ります。
その借金を返済するために、私財を全て売って一文無しからリスタートするぐらいの心づもりを常に持っており、奥さんも腹心の部下も同じスタンスを共有していた、ということです。
決して「借金は相続人に押し付けよう」とは言っていません!
そんなこと言ってたら、このような英雄譚は生まれませんから(爆笑)

出光の創業者ほどでなくても、マトモな経営者なら、みな同じような考え方です。

自分の発言・行動に最後まで責任を持つ、ということ。
そこには当然、借金も含まれており、「借りた金は絶対に返済」します。
その責任(借金返済)を果たすため、むやみに経費を使わず、会社のお金は正しく管理し、借金残高に相当するぐらいの資産(現金や現金等価物)を残しておきます。
決して「節税・相続対策のため、多額の専従者給与を払って資金を移動させてしまえ」なんてことはしません。まず借金を返してからです。
(これを指南する税理士も、とんでもない悪人ですけどね)

 

何を言いたいか、分かりますね?

 

父と後妻は、商売人として、まるでなっていなかったのです。
特に後妻!
父は薬剤師業務に専念するのは良いが、経営を後妻に任せっきりにしていたのが元凶の始まり。
本来、経営者の右腕として会社を守るべく経理(=番頭)であったはずの後妻は、如何にして自分の懐にお金を移動させるかしか考えていなかった。

 

父はお金の管理は後妻に任せっきりで責任放棄
後妻は「私は経営者じゃない」と逃げて責任放棄

責任を取る人がどこにもいない組織は、もはや社会の害悪でしかない。

 

まあ、出光興産と同じレベルは求めていません、もちろん。
でもね、私も商売をする人間ですから、こんなスタンスで持ち逃げしたお金を返さず、我々他の相続人に責任を押し付けようとする後妻が許せないのですよね。

小学生でも知っている「借りたお金は返さなければいけない」。
これを全うしないで、他者に責任を負わせようとする後妻。
後妻には娘と息子がおり、孫もいるようです。
子どもや孫に対して、恥ずかしくないのでしょうか?

子どもや孫がこの事実を知ったら、どう思うでしょうかね?
それとも、意地汚い後妻の子どもや孫なので、同様に意地汚いのでしょうか?

 

ずっと気になっていた点でした。

 

(日本なら)武士道、(ヨーロッパなら)騎士道。
経営哲学、経営理念。
そして美学。

いくらお金があり、ブランド物で着飾って、外車に乗って自慢気にしていても、責任を果たそうとしない利己主義な人は、誰からも相手にされません。せいぜい持っているお金に同類の人たちが群がってチヤホヤ持ち上げて使わせて、お金がなくなったらサッサと立ち去るだけです。

美学を持たない人間に魅力なし。

 

世の中にはお金以上に楽しいことはたくさんあり、若い時には分からなくても、年を重ねるごとに「お金よりも大切なもの」が見えてくるものです。
75歳にもなって、どんな手を使ってもお金をむしり取ることばかり考えて生きているのは、哀れな人だと思いました。

 

脱線その①でした。
ここに至るまでに実務的な作業をしつつも、こういった余談もたくさん出てくるので、時々脱線させますね。

 

続く

第9話:高すぎる専従者給与、税理士の指南に違いない!

事業(薬局)で得た利益は、自分たち(父と後妻)が好きにすればよい。
その代わり、事業で発生した負債(借金)も、自分たちで返済しろ。
借金だけこちらに押し付けようとするな。
祖父の代からの家にまで手を付けるな!

父の死と借金の事実を知った直後の私の直感的な主張は、この後もずっと続きます。
(補足:後妻は父の薬局の専従者だった)

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前回は、大量に取り寄せた銀行取引明細書を分析した結果、薬局の現金売上の現金が銀行口座に入金された形跡がまったくないことが分かりました。

インチキしているお店って、だいたい現金の扱いがいい加減です。
いい加減と言うか、わざと現金で受け渡しをしている。
その理由は、「現金その場限り」で「現金は足跡が残らない」からです。

例えば、こういうお店、ありませんか?
よく在りがちなのが個人経営の飲食店や雑貨屋など。
支払の時に現金を渡しても、レジを打たないお店、ありませんか?
それ、かなり怪しいです。
レジを打てばお金の出入りの痕跡が残るので、税務申告時に誤魔化しようがありません。逆に、レジを打たなければ痕跡が残らないので、いくらでも「売上の過少申告」が可能になってしまうのです。
そのため税務署が調査をする場合、売上金額に対する仕入(材料費)の比率などから割り出し、「これ売上が少なすぎるんじゃないの?」と攻め、それで虚偽申告がバレるのです。
私も商売をする人間なので、こういうインチキくさいお店は嫌いです。
だから、支払時にレジを打たないとき、「レシートください」とわざと言います。
その時に嫌な顔をされれば、そのお店は高い確率で売上の過少申告(=脱税)をしていると思い、二度とその店には行かないようにします。

そういう訳で、後妻がお金の管理をしていた父の薬局では、現金収入の行き先がまったく不明瞭。どう考えてもインチキしているとしか思えない。
この消えた現金の行方を突き止めなければいけないのですが、そのためには所得税申告書、決算書、総勘定元帳、現金出納帳、請求書、領収書といった会計書類が必要になります。これらを調べれば、全てが明らかになり、後妻がピンハネしていたか、正当に支出していたかが判明します。まあ、間違いなくピンハネしていたんでしょうね。
だから、後妻の税理士は、
会計書類の開示を全力で拒否したのでしょう。

 

会計書類を見せてもらえないので、薬局口座の分析はいったん脇に置いて、今度は個人(父)名義の口座の分析に取り掛かります。

 

あ、その前に、薬局口座を確認していて驚いたのが、銀行融資返済以外に、毎月6万円ずつ支払いがあり、相手先の名称がどうも怪しい。何だろうとネットで調べたら、なんとサラ金
なんなの?銀行から4000万円も融資してもらいながら、まだお金が足りなくてサラ金からも借りていたの??
それだけじゃない。
多数の口座の中に2つ、銀行の無担保ローンを限度額ギリギリまで借りて、返してはまた借りてを繰り返し、毎月多額の利息を払っている形跡もあった。(のちに判明するが、クレジットカードのキャッシングも!)

国保や社保から振り込まれる診療報酬の金額、後述する後妻の給与額から考えれば、かなり十分な所得があったはずなのに、なぜサラ金や無担保ローン、キャッシングまで手を付けなければいけなかったのか?普通に考えておかしいでしょ。

その答えを、今から解説します。

 

父の個人名義の銀行口座も大量にあり、休眠口座以外、7つぐらいを分析しました。

主な入金は、年金。
一方、支出・出金は
水道光熱費 (電気、ガス、上下水道) →電気も水道も、なんと薬局経費に計上されていた!(第8話を参照)
・損害保険
生命保険
国民健康保険
電話 →これは薬局の口座から引き落とされ、薬局経費に計上されてていた!(第8話)
NHK
クレジットカードの支払い
・車のローン返済 →これも薬局の経費扱い
・固定資産税
・(父の)介護施設利用料
だいたいこんな感じ。
カード決済の中身を確認したら、現金払いの食費以外の生活費は、ほぼ全てを父が出しており、後妻はほとんど自分のお金を使っていないことが判明しました。

不思議なことに、父の事業所得(=薬局の利益)が、ぜんぜん入金されていないのです。
その代わり、口座振替、引落し日の直前に、該当する金額が入金され、引落しが終ると残高が1000円未満になっている。酷い時には40円とか。芸術的な技です!
もちろん、後妻がすべて動かしている
薬局の口座もあわせると、10個ぐらいの口座を、どれも残高が1000円未満になるように、後妻はせっせと口座管理に精を出していたようです。
よくやるわ。
そんな姑息なことしていないで、ちゃんと薬局の仕事をしろよ!

 

上記の支出のうち、赤太字の項目が怪しいので、更なる調査をします。
生命保険会社には保険の内容、契約者、保険金額などを確認。
クレジットカード会社からは利用明細の取り寄せ。
この2つについては、書き始めると長くなるので、後日あらためて。

 

今日は、国民健康保険のことだけ書きましょう。

はじめは「国保料」として引き落とされていましたが、ある時期から「後期保険」という項目が出てきました。
何だろう?と思い、市役所の国民健康保険課に問合せ。
そこで分かったのが、
国民健康保険料は世帯ごとにまとめて請求がいくが、
75歳以上は後期高齢者になるので保険料の請求が別々になる
つまり、はじめは父と後妻の保険料が合算して引き落とされていたが、父が75歳になって以降は、後妻の国保料と父の国保料が別々に請求されていた、ということです。

なるほど!
ということは、国保料から後妻の所得が逆算できるぞ!!

さっそく「国民健康保険料の早見表」をネットで検索。
ネットって、本当に便利ですね。技術の進化、有り難い!!

で、なになに?えっと…
年収650万円!?
おい、そんなにもらっていたのかよ!!!
言っちゃ悪いが、医療事務と経理だよね?
しかも、医療事務はパートを雇っていたので、後妻は上述のとおり、(父の財産を残さないため)必死に口座管理に精を出していただけで、現金はピンハネするわで、まともな経理ではないじゃないの!!

 

個人事業とは、本当にテキトーなもので、もちろん真面目にやってる事業主もいるだろうけど、かなりな確率でやりたい放題なのです。フリーランスに至っては、もっと酷い。なにしろ簿記や経理をまったく分かっていない人が事業をやってるので。(昨年10月から始まったインボイス制度で、かなり話題になりましたよね!)
それは、税務署も、税理士も、よく分かっている。
しかし、大半の個人事業主フリーランスは収入金額が小さいから、コスパ(=労力に対して徴収できる税金額)の関係で税務署は大目に見ているだけなのです。逆に、収入額が大きくなれば、税務署はちゃんと目を付けていて、収入に対して利益(=事業所得)があまりに少ないと、脱税を疑われ調査対象にリストアップされます。

 

一方、個人事業主の節税対策(所得税相続税)として挙げられるTOP2が、
専従者給与 (主に事業主の配偶者が多い)
生命保険
ですね。

専従者給与は「正当な経費」となるため、相続対策の資金移転に使われやすいのです。

友人の税理士が言ってました。
「医者の奥さんで、年収1000万円以上(専従者給与として)とってる人がいるが、あれ、複雑な気分になるんだよね。せめて看護師とか薬剤師の資格を持っているなら分かるが、何も資格もないのに、単なる医療事務だけで1000万円は出し過ぎだろうって…」

そうなんですよ。
もしこれが個人事業でなく会社だったら、こんな恣意性の強い給与の出し方はしませんよね。まともな会社なら、業務内容に見合った給与しか出さないはず。
だから個人事業ってテキトーなんです。

 

ところが、専従者給与はテキトーに好きなだけ出して良いのかと思ったら、実はそうでもないようです。

事業から給与の支給を受けた場合において、その支給を受けた金額がその年における当該青色事業専従者の職務の内容等にてらし相当と認められる金額をこえるときは、当該青色事業専従者は当該青色申告者からそのこえる金額に相当する金額を贈与により取得したものとする
当該事業またはその地域における当該事業と同種、同規模の事業に従事する者で、当該青色事業専従者と同性質の職務に従事し、かつ、能力、職務に従事する程度、経験年数その他の給与を定める要因が近似すると認められるものの受ける給与の金額を基として判定する」

国税庁のサイトにしっかり書かれています!

青色事業専従者が事業から給与の支給を受けた場合の贈与税の取扱いについて|国税庁

つまり簡単に言えば、相場以上に高すぎる専従者給与は、出してもいいけど、経費として認めませんよ、それは贈与なので受けた側は贈与税の対象となりますよ、ということです。
税務署は、高すぎる専従者給与は「否認」するのです。
ちなみに、
この地域の医療事務の年収相場は、せいぜい250万~300万円です。
よほどベテランの能力の高い経理事務でも、400万円だと多い方です。

 

もうひとつ、あとで判明した事実ですが、平成30年ごろから様々な要因で経営が傾きだすのですが、それ以降ずっと、後妻の専従者給与が父の事業所得(=父の収入)を何倍も上回っていたのです。(それも税務署は「否認」します)

これについても、薬局経営する友人から「その状態をずっと許していたお父さんも悪い」と言われました。そりゃそうだ、ごもっとも。でも父を擁護するなら、その頃すでに認知症が始まっていたので、許すも何も判断能力が乏しかったのも、後妻がつけ上がる要因だったのかも。(事実、あとで分かるのですが、令和1年(平成31年)から経費に計上されている内容がどんどんメチャクチャになっていた)

 

さて皆さん、不思議に思いませんか?
薬局には税理士ついていたんだよね?
そうなのです!
ちゃんと税理士報酬を払って会計と税務申告を見てもらっていたはずなのに、こんな脱税みたいな怪しい経理が続出。おかしいでしょう?
それとも、よほど経験のない税理士なのか?
違います。
この税理士、今年75歳ぐらいのベテランで、この地域・業界の重鎮のようです。
さしずめ、
税務署は俺には手を出せないから、何でも任せろ!
とでも言っていたのでしょう。

だから、税理士がグルだって言ってるんですよね。

 

ダンナさんの事業経営を支える友人が呆れて言ってました。
「信じられない税理士だ!本来なら、税務調査が入らないように、クリーンに調整してくれるのが税理士ではないの?

ほんと、その通りです。
こんな脱税ほう助まがいの税理士が、重鎮として威張っているとしたら、この地域は終わっている!

 

この税理士による呆れる会計処理は、この後もどんどん出てきます。
もう少し後の話になるので、それまでどうぞお楽しみに!

 

そうそう、「十分な収入があったはずなのに、なぜサラ金からお金を借りなければいけなかったのか?」の答えです。

・後妻は、薬局の現金収入をすべて持ち出し、使い果たしていた
相場よりかなり高い専従者給与を後妻は受け取っていた
生活費のほとんどを父が払い、後妻は現金払いの食費ぐらいしか出していなかった
父の事業所得が口座に入金されていない

そりゃ、お金が足りなくなるのも当然だ。
後妻は毎年600万円もの給与を得て、生活費もほとんど出していないのだから、そっくりそのまま手つかずならば、20年で軽く1億2000万円が蓄財されていることになる。
一方、死亡時の父の預金残高、たったの5万円
ありえへん!!!
後妻、やりすぎだろー!!!

 

まあ、だいたいカラクリが分かったので、あとは証拠集めです。
それがまた大変。
追々紹介します。

 

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  • 令和4年9月ごろ:後妻が父名義の不動産を売却しようとして、司法書士成年後見人申立の依頼
  • 令和5年11月末:後妻が父の成年後見人に承認され、直後に父名義の不動産を売りに出していた
  • 令和6年3月13日:父の死亡日(享年82歳)
  • 令和6年4月30日:父の死亡を知った日
  • 令和6年5月1日:弁護士予約
  • 令和6年5月2日~6日:相続の本5冊入手・読破
  • 令和6年5月8日~20日:弁護士面談4件
  • 令和6年5月8日:後妻司法書士から銀行口座・融資・会計事務所情報入手
  • 令和6年5月9日:顧問税理士に会計書類開示を拒否される
  • 令和6年5月8日~6月13日:融資契約書のコピー請求・入手
  • 令和6年5月8日~7月8日:各金融機関へ口座有無確認、銀行取引明細書・(残高証明書)の入手手続き
  • 令和6年5月20日:知人の不動産会社に父名義の不動産の査定を依頼したところ、既に売りに出されていたことが発覚
  • 令和6年5月23日~7月1日:銀行取引明細書の入手・転記作業
  • 同上期間:転記により浮上した疑問解決のため、生損保、電気、クレジットカード、リースなど、取引の該当する会社へ問合せ&確認作業
  • 令和6年5月31日:法務局で土地・建物登記簿謄本を入手
  • 令和6年5月31日~6月18日:法務局で相続一覧図申請・入手
  • 令和6年6月4日:公証役場で遺言書の有無確認
  • 令和6年6月11日~6月18日:法務局で自筆遺言書の有無確認の予約・結果入手

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【状況証拠・ツッコミどころ 一覧】

  • 4月30日 後妻が用意した相続財産は、不動産と借金がほぼ同額で、現金ゼロ・預貯金5万円。あまりに出来すぎた数字で、怪しさ満点!
  • 5月9日 顧問税理士が会計書類の開示を拒否、見せられない理由は!?
  • 5月31日 後妻は認知症の父の成年後見人になり、自分が使い込んだ銀行融資の返済のため、父名義の不動産を売却しようとしていたことが発覚。しかし、売れる前に父が死亡し、後妻の計画の最初の誤算。
  • 6月2日・6月13日 認知症(要介護2)の父を相手に、銀行が融資契約をしていたことに驚き!入手した契約書の、無理やり書かされたであろう父の変わり果てた筆跡を見て涙が出た。
  • 6月17日 銀行取引明細の国保料引落し額から後妻の年収を逆算、専従者給与が毎年600万円も払われていた!
  • 7月1日 取引明細書の転記完了、頻繁な入出金に、後妻はATMに住んでいたのか?
  • 7月1日 同じく、すべての転記が終り、現金売上がどの口座にも入金されていないことが判明!着服か?
  • 7月11日 調査した銀行口座が出そろい、当初、後妻司法書士から聞いていた3行・4口座どころか、8行・19口座が判明!

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【後妻の手口 一覧】

  • 被相続人(父)の生前に成年後見人となり、意のままに財産を処分。
  • 経理の立場を利用しお金の管理を他人にさせず、現金を自由に持ち出す。
  • 高額な専従者給与を払わせ、正当な理由として資金移動
  • 生活費はすべて父に出させ、自分はいっさいお金を使わない。

 

まだまだ先は長い。

 

続く

第8話:消えた現金売上!

事業(薬局)で得た利益は、自分たち(父と後妻)が好きにすればよい。
その代わり、事業で発生した負債(借金)も、自分たちで返済しろ。
借金だけこちらに押し付けようとするな。
祖父の代からの家にまで手を付けるな!

父の死と借金の事実を知った直後の私の直感的な主張は、この後もずっと続きます。
(補足:後妻は父の薬局の専従者だった)

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今日は、大量に取り寄せた銀行取引明細書の分析について書いてみます。

取引明細書の転記作業やその後に発生する会計書類のスキャン作業などは、多大な時間と時間と労力と集中力が必要です。
分析に没頭しすぎると、発見する事実に驚愕の連続で、何を目標としているのか忘れてしまいます。友人知人に逐一実況報告しているので、時々親切な友人が、「それで、どうしたいんだっけ?」と、本来の目的に引き戻してくれます😅

 

父は調剤薬局を経営していたので、銀行口座の出入りには次のような項目が出てくると想定しました。

  1. 売上(診療報酬):国民健康保険社会保険患者負担金(現金受取り)
  2. 仕入:薬の卸から
  3. パート従業員給与:薬剤師と事務員がいたと聞いている
  4. 後妻の専従者給与
  5. 労働保険料(現金支払いかも)
  6. 家賃:店舗はレンタルだったので
  7. 水道光熱費:電気、上下水道。ガスの使用有無は分からない
  8. 電話
  9. プロバイダ・Wi-Fi
  10. NHK
  11. 調剤関連器具リース料
  12. 車両関連:主にローン支払い
  13. 消耗品:文房具など(現金購入かも)
  14. 書籍:患者さん用の雑誌類(現金購入かも)
  15. 損害保険料:店舗、車両などを対象
  16. 接待交際費:相手は主にドクター(現金支払いかも)
  17. 諸会費:薬剤師会・商工会議所など
  18. 税理士報酬
  19. 融資返済・新規契約
  20. コロナ助成金(雑収入)

まあ、こんなところでしょうか。
私自身が会社経営をしているので、一般的な経費はだいたい予測がつきます。
最初の6か月ぐらいを転記すると、毎月発生するもの、何日払いか、など規則性が分かってきます。

 

まず、メインバンクの薬局名義口座から転記。
転記中に疑問に思ったことは、どんどんメモしておく。
そして、ひと通り転記が終ったら、内容が不明な引落先の会社に電話して詳細を教えてもらいました
すんなり教えてくれるところもあれば、保険会社は銀行と同じく法定相続人の証明をしないと教えてくれません。来る日も来る日も転記と電話問合せ地道な作業です。
ここで問合せた日時・会社・担当者名・話の内容も、きちんと一覧表に記録することを怠りません。

 

規則的な出入りは、
国保と社保からの診療報酬の入金
融資返済 (自動引落)
リース料 (自動引落) 何のリースか不明→調剤器具、レセコン、看板など
損保 (自動引落) 何の保険か不明→店舗の薬に対する保険、車両保険
電話、携帯、プロバイダ、NHK (自動引落)
 なぜか自宅電話代まで薬局から落ちている→明細に電話番号が表示されていたので判明した
電気、水道 (自動引落)
 毎月電気代が2回引き落とされており、どうやらどちらか自宅の電気代だ!→電力会社に聞いて、どちらが店舗のものか確認
車両ローン (自動引落)
Nicos…え?クレジットカード?
 クレジットカードの引落しは個人口座なんじゃないの?→どうやらENEOSカードなどガソリン代のようだと判明

 

次に、振込みの形跡=振込先の名称が表示されているもの
薬の卸 (仕入)
 だいたい月末近くが多いが、なぜか2万円、5万円、10万円などキレイな数字が多くしかも振込手数料が振込額から引かれている (例:3万円なら660円の手数料を差し引いた29340円を振込) 相手に失礼じゃないか?そういう業界なのか??
家賃
 メインバンクに形跡がなく、後妻から知らされた他の口座にもなく、私が必死に探し当てた個人名義の口座から、それっぽい金額を毎月振込していた
税理士報酬
 毎月ではなく、毎年でもなく、2万円、3万円、5万円、10万円などと、振込金額がバラバラで、年額にすると少なすぎて、おかしい
個人名への振込
 ごくたまに振込形跡があるが、パート従業員の給与か?なぜ毎月ではない?
コロナ助成金 薬局口座と個人口座に振り込まれていた

 

最後に、内容が不明な入出金
メインバンクに国保・社保から診療報酬が振り込まれると、数日後に自動引落がある金額以外はほとんど出金され、他の銀行の薬局口座や個人名義口座へ、それぞれ自動引落しされる金額に合わせた額を入金している。
かなり頻繁に、毎日のように出し入れしている
なにしろ、攪乱作戦のつもりなのか、薬局名義と個人名義として(休眠ではなく)実際に使われていた口座が10以上あるのですから、口座管理も大変だったでしょう(笑)
だから、ATMに住んでいたのか?(第5話)と思ってしまったのだ😅

 

ここまでやって分かったこと。
・規則性があるはずのものが、資金不足で引落し日がずれていることが多い
仕入や税理士など、振込の仕方(金額)が不可解

 

そしていちばん大事なこと!

患者負担金(現金売上)が入金された形跡が、
どこにもない!

美容院でこの話を愚痴ったら、美容師さんが「それ、ドロボーですか!?」と素直な反応😅
そうなのよ、平たく言って「ドロボー」、専門的に言えば「着服」の可能性が非常に高い

 

これ、薬局経営している友人から教えてもらっていたことなのです。
現金で受け取る患者負担金(※)は、ピンハネしやすい」と!
患者負担金とは、私たち一般人が健康保険証を見せて病院や薬局で払う3割とかの代金。人によって2割や1割の場合もあります。

ほらね、きたよ、きたよー!!

ピーク時だと国保と社保の入金合計が年間1億円くらいあったので、患者負担割合を平均2割としても、年間2000万円近いお金がどこかに消えていることになる!
どこか、というのは、言わずと知れた、後妻しかいないから!!

これは事件でしょ!!!

友人から指摘のあったとおりの展開で、笑っちゃいます。
父がお金に無頓着なのをいいことに、経理という立場を利用して、薬局のお金を持ち出して、意のままに動かしている。もっとずっと後で決算書・元帳・領収書を見て判明するのだが、お金を持ち出しただけだと「ドロボー」になるので、理由付けになるよう必死に経費を捻出していた。このずさんな現金管を、まさか税理士は知らないはずはない。やっぱり税理士もグルだ
この話は笑えるネタが満載なので、もっと後で、詳しく書こうと思います。

 

ひとつ言えることは、後妻にお金の管理を任せっきりにしていた父も悪い
どこまで後妻を信用していたか知らないが、派手好き、見栄っ張りの普段の生活態度を見ていれば、この人にお金を見せたらダメだって分かるだろうに
父の目はフシアナだったか?

どんなに専門職であっても、職人だったとしても、経営者ならお金の管理を自分でしなければダメだと思います。社長が経理を知らないようでは、決算書を読めないようでは、従業員や配偶者に、あっけなくお金を持って行かれるのがオチです。

その点で、父は薬のことはプロでも、経営者として失格だったのです。

そして相続トラブルという鬱陶しい事件を残してくれたのでした…

 

どうでしょう。
後妻相手の相続トラブルでは、すべての情報は後妻が握り、こちらは全く何も知らないところからスタートです。
ところが、銀行の取引明細書を読み解くだけで、全体の50%ぐらいは見えてきました
数字は誤魔化せないだけでなく、行間や背景にある多くを語ってくれます。
だから税務署の調査では、まず銀行口座から押さえてくるのですよね!
あとは後妻側の銀行口座の動きが分かれば、80%は解決するでしょうが、残念ながら私の立場では後妻の口座を開示させることはできません。したがって、ここから先は、他の方法で、更なる情報を得るしかないのです。
それについては、追々。

 

で、冒頭の「本来の目的・目標」は、後妻がどのような手口で、いくらのお金を持ち出したのか、それが合法か違法かを追及し、証明することです。

 

キリがいいので、今日はここまでにします。

 

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  • 令和4年9月ごろ:後妻が父名義の不動産を売却しようとして、司法書士成年後見人申立の依頼
  • 令和5年11月末:後妻が父の成年後見人に承認され、直後に父名義の不動産を売りに出していた
  • 令和6年3月13日:父の死亡日(享年82歳)
  • 令和6年4月30日:父の死亡を知った日
  • 令和6年5月1日:弁護士予約
  • 令和6年5月2日~6日:相続の本5冊入手・読破
  • 令和6年5月8日~20日:弁護士面談4件
  • 令和6年5月8日:後妻司法書士から銀行口座・融資・会計事務所情報入手
  • 令和6年5月9日:顧問税理士に会計書類開示を拒否される
  • 令和6年5月8日~6月13日:融資契約書のコピー請求・入手
  • 令和6年5月8日~7月8日:各金融機関へ口座有無確認、銀行取引明細書・(残高証明書)の入手手続き
  • 令和6年5月20日:知人の不動産会社に父名義の不動産の査定を依頼したところ、既に売りに出されていたことが発覚
  • 令和6年5月23日~7月1日:銀行取引明細書の入手・転記作業
  • 同上期間:転記により浮上した疑問解決のため、生損保、電気、クレジットカード、リースなど、取引の該当する会社へ問合せ&確認作業
  • 令和6年5月31日:法務局で土地・建物登記簿謄本を入手
  • 令和6年5月31日~6月18日:法務局で相続一覧図申請・入手
  • 令和6年6月4日:公証役場で遺言書の有無確認
  • 令和6年6月11日~6月18日:法務局で自筆遺言書の有無確認の予約・結果入手

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【状況証拠・ツッコミどころ 一覧】

  • 4月30日 後妻が用意した相続財産は、不動産と借金がほぼ同額で、現金ゼロ・預貯金5万円。あまりに出来すぎた数字で、怪しさ満点!
  • 5月9日 顧問税理士が会計書類の開示を拒否、見せられない理由は!?
  • 5月31日 後妻は認知症の父の成年後見人になり、自分が使い込んだ銀行融資の返済のため、父名義の不動産を売却しようとしていたことが発覚。しかし、売れる前に父が死亡し、後妻の計画の最初の誤算。
  • 6月2日・6月13日 認知症(要介護2)の父を相手に、銀行が融資契約をしていたことに驚き!入手した契約書の、無理やり書かされたであろう父の変わり果てた筆跡を見て涙が出た。
  • 7月1日 取引明細書の転記完了、頻繁な入出金に、後妻はATMに住んでいたのか?
  • 7月1日 同じく、すべての転記が終り、現金売上がどの口座にも入金されていないことが判明!着服か?
  • 7月11日 調査した銀行口座が出そろい、当初、後妻司法書士から聞いていた3行・4口座どころか、8行・19口座が判明!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【後妻の手口 一覧】

  • 被相続人(父)の生前に成年後見人となり、意のままに財産を処分。
  • 経理の立場を利用しお金の管理を他人にさせず、現金を自由に持ち出す。

 

続く

第7話:成年後見人になって仕上げをしたかった後妻

事業(薬局)で得た利益は、自分たち(父と後妻)が好きにすればよい。
その代わり、事業で発生した負債(借金)も、自分たちで返済しろ。
借金だけこちらに押し付けようとするな。
祖父の代からの家にまで手を付けるな!

父の死と借金の事実を知った直後の私の直感的な主張は、この後もずっと続きます。
(補足:後妻は父の薬局の専従者だった)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回は、銀行取引明細書の分析結果を公開する前に、その他の手続きや情報収集について書いてみました。

 

そういえば、当初、後妻の司法書士から「○○さん(後妻)はお父様の成年後見になった矢先にお父様が亡くなられ…」と言っていました。
実はこの「矢先に」という言葉に、ちょっとした違和感を抱いていたのです。
その直感が、やはり間違っていなかった!

まず、成年後見とは何か。
ネットで調べたら、厚労省のサイトにこう書いてありました。
成年後見人等は、ご本人の生活・医療・介護・福祉など、身のまわりの事柄にも目を配りながらご本人を保護・支援します。 具体的には、ご本人の不動産や預貯金等の財産を管理したり、ご本人の希望や身体の状態、生活の様子等を考慮して、必要な福祉サービスや医療が受けられるよう、利用契約の締結や医療費の支払などを行ったりします」

成年後見人等の選任と役割 | 成年後見はやわかり ←詳しくは厚労省のサイトで

後妻司法書士が言うには、「お父様が認知症になり、介護施設など入所契約をするため(本人では契約できないから)、○○さん(後妻)が成年後見人になった」らしい。
しかし、財産管理をするような大事な役割を、後妻の一存で勝手になれるのか?という疑問。
すると、後見人の選任にあたり親族の同意が必要だったが、私と二男は既に(結婚して)父の戸籍から抜けており転居先がわからなかったので、籍が残っている長男だけに同意書を出したが返答がなかったので(どうやら長男は裁判所からの通知を無視して捨ててしまったらしい)、後見人選任に同意したものとみなして家庭裁判所は後妻を成年後見人に承認したのだと。
はあ?そんなのちょっと調べれば私や二男(弟)の住所ぐらいわかるだろうが!と怒りが込み上げてきたのを覚えています。
弟いわく、
司法書士もグルだよ。後妻は、長男が父と折り合いが悪いのを知っているから、いちばん無視しそうな長男の住所しか開示しなかったんだよ。それで後妻の思惑通りになった」と。
まったく、長男(弟)もいくら父が嫌いだからって、大事な通知を無視するもんだから、こんな大ごとに発展してしまったのよね。
私や二男の知らないところで、既に相続トラブルは始まっていたのでした。

成年後見人選任に親族の同意が必要うんぬんについては次のサイトが分かりやすかったです

申立で親族の同意(同意書)がないとどうなるか? | 大阪成年後見申立センター

 

こんなに簡単に、さも当たり前みたいに後妻が父の成年後見人になったと司法書士から言われてしまったので、認知症になったら、必ず成年後見人を立てなければいけないのかと思って私の周辺に聞いてみたら…

夫の父親も認知症介護施設に入所していたが、「成年後見人なんて立てなかった、わざわざ立てる必要はなかった」と言っていた。

友人のお父さんも認知症で徘徊グセもあったが、「成年後見人を立てると本人の尊厳を損なうことになり可哀想だったから、最後まで後見人を立てなかった。その代わり、勝手に銀行で借入なんかされると大変だから、銀行には『父が来たらすぐに連絡して』と連携をとっていた」らしい。

最初に相談してた弁護士も、「普通はわざわざ成年後見人を立てることはあまりないが、何かよほど大きな取引でもしたかったのでしょうかね、例えば不動産売買とか」と言っていた。

そうなのか、だったら、何でわざわざ後妻は成年後見人になったんだ?
それこそ、父のお金を根こそぎ移動させるためにか?
家庭裁判所が認めた「成年後見人」という建前があれば、何でも勝手にできるからね
ほんと、ムカつく女だわ、どうせ税理士の指南だろうね、と思っていました。
それが父の死亡と直近の事情を司法書士から聞いた間もない頃の話。

 

そして事件は発覚した!

最初に相談していた弁護士から「不動産の査定はしておいた方が良い」と言われていたので、父の地元にある知人の不動産会社に念のため査定をお願いしたのが5月20日
すると、10日後(5月31日)に「お父さんの相続不動産がネットで売りに出されてますよ!」と連絡が入り、もうびっくり仰天!!
すぐにネットを確認すると、2100万円で売り物件として掲載されていた!
怒り心頭で、掲載している不動産会社、後妻弁護士、後妻司法書士に怒鳴り込みの電話。
「いったいどういうつもりなんだ!!!」

そして不動産会社から謝罪の折り返し電話があり、事情を聴くと、
「2年前(令和4年)に○○さん(後妻)から自宅不動産(父名義)を売却したいと申出があったが、お父さんが認知症だから成年後見人の許可がないと売りに出せないので、司法書士を紹介した」のだと。
そして司法書士。当初は「介護施設入居手続きのため」と言っていたが、「実は借金(融資)を返済するため自宅を売却したくて成年後見人の申立をした」と、ついに白状しました。

なんだよ、やっぱり司法書士もグルだったのか。
なんなら、売りに出していた不動産会社もグルか

戦国時代の武将たちが、誰も信用できなかった気持ちがよく分かる。
後妻に関係する人たちは、全員グルに見えて仕方ない。

 

後日、後妻弁護士は相続財産目録に自宅不動産を固定資産税評価額の1646万円で提示してきたが、そもそも2100万円で売りに出していたのだから、評価額をかなり過少提示しているのがバレバレ
ほんと、胡散臭い。
この後もずっとなのですが、後妻弁護士は、いつも私を怒らせるようなモノの言い方ばかりで、この相続トラブルを解決する気があるのか?と疑問に思うことが頻繁に発生します。

未熟な弁護士は、何か変なスイッチが入るのか、「とにかく勝たなければ!相手を打ち負かしてやる!!」と鼻息荒く息巻いているのかも。それとも相手を不愉快にさせるのが弁護士の仕事か?

でも争うポイントが違うでしょ。
まず相続財産を確定、そして分割協議この分割協議で揉めるのが普通のパターン。
相続財産が確定しないことには、争いようがない。
そして今回のケースでは、後妻があれこれ隠しまくっているため、相続財産を確定することがぜんぜんできず、半年たったいまだに分割協議に至っていないのです。
もし、後妻が財産を隠したままで協議を進めてしまい、後から嘘がバレたら、後妻側の弁護士も連帯責任でしょう?恥をかくのは後妻弁護士ではないのですか?
だから、現時点では、私に対抗するのではなく、後妻に正直に真実を出させることが弁護士の仕事なのではないのですか?

まったく、どいつもこいつも、観点がずれてて、話にならないわ。

 

そういう訳で、本来、成年後見人とは、被後見人の財産を保全管理することが任務なのに後妻が成年後見人になった理由は、資金移動のため持ち出したか使い込みしたかで返せなくなった銀行融資を返済するために、父が生きているうちに父名義の不動産を売却して借金と相殺し、「財産ゼロ」の仕上げをしたかったのでしょう。

しかし、後妻司法書士がついうっかり口に出したように、成年後見人になった「矢先に」(=不動産が売れる前に)、父が亡くなってしまい、融資残債と不動産が残ってしまったわけです。

これ、不動産が売れる前に父が亡くなったのは、父の後妻に対する怨念からじゃないかと思いました。父が身を呈して、私に真実を追求してほしかったのではと。そんな父のメッセージに思えてなりませんでした。

 

今日のところはここまでにします。
もっとサクサク書いて進みたいのですが、いろんな驚愕事件がありすぎて、ぜんぜん進みません💦
次こそ銀行取引明細書の分析に触れたいと思います。

 

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  • 令和4年9月ごろ:後妻が父名義の不動産を売却しようとして、司法書士成年後見人申立の依頼
  • 令和5年11月末:後妻が父の成年後見人に承認され、直後に父名義の不動産を売りに出していた
  • 令和6年3月13日:父の死亡日(享年82歳)
  • 令和6年4月30日:父の死亡を知った日
  • 令和6年5月1日:弁護士予約
  • 令和6年5月2日~6日:相続の本5冊入手・読破
  • 令和6年5月8日~20日:弁護士面談4件
  • 令和6年5月8日:後妻司法書士から銀行口座・融資・会計事務所情報入手
  • 令和6年5月9日:顧問税理士に会計書類開示を拒否される
  • 令和6年5月8日~6月13日:融資契約書のコピー請求・入手
  • 令和6年5月8日~7月8日:各金融機関へ口座有無確認、銀行取引明細書・(残高証明書)の入手手続き
  • 令和6年5月20日:知人の不動産会社に父名義の不動産の査定を依頼したところ、既に売りに出されていたことが発覚
  • 令和6年5月23日~7月1日:銀行取引明細書の入手・転記作業
  • 令和6年5月31日:法務局で土地・建物登記簿謄本を入手
  • 令和6年5月31日~6月18日:法務局で相続一覧図申請・入手
  • 令和6年6月4日:公証役場で遺言書の有無確認
  • 令和6年6月11日~6月18日:法務局で自筆遺言書の有無確認の予約・結果入手

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【状況証拠・ツッコミどころ 一覧】

  • 4月30日 後妻が用意した相続財産は、不動産と借金がほぼ同額で、現金ゼロ・預貯金5万円。あまりに出来すぎた数字で、怪しさ満点!
  • 5月9日 顧問税理士が会計書類の開示を拒否、見せられない理由は!?
  • 5月31日 後妻は認知症の父の成年後見人になり、自分が使い込んだ銀行融資の返済のため、父名義の不動産を売却しようとしていたことが発覚。しかし、売れる前に父が死亡し、後妻の計画の最初の誤算
  • 6月2日・6月13日 認知症(要介護2)の父を相手に、銀行が融資契約をしていたことに驚き!入手した契約書の、無理やり書かされたであろう父の変わり果てた筆跡を見て涙が出た。
  • 7月1日 取引明細書の転記完了、頻繁な入出金に、後妻はATMに住んでいたのか?
  • 7月11日 調査した銀行口座が出そろい、当初、後妻司法書士から聞いていた3行・4口座どころか、8行・19口座が判明!

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【後妻の手口 一覧】

 

続く

第6話:どんな人でも、遺言書はぜったい残しましょう!

事業(薬局)で得た利益は、自分たち(父と後妻)が好きにすればよい。
その代わり、事業で発生した負債(借金)も、自分たちで返済しろ。
借金だけこちらに押し付けようとするな。
祖父の代からの家にまで手を付けるな!

父の死と借金の事実を知った直後の私の直感的な主張は、この後もずっと続きます。
(補足:後妻は父の薬局の専従者だった)

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前回は、入手した銀行取引明細書の転記作業について書きました。
本当に気が遠くなる、とてつもない作業でした。
一般的には、これらも含め、弁護士に依頼するのでしょうが、こんなにあると費用は天文学的になる一方で、思うような情報を得られない可能性があります。
自分でせっせと転記したからこそ、資料から見えてくるメッセージなのです。
なぜなら、私は父とは他人ではなく、高校卒業までは確かに一緒に暮らしていたので、父の性格や趣味や好みや嫌いなモノなど、よく分かっているので。
弁護士はそういったプライベートな立ち入った情報までは知らないから、せっかく得た情報でも大切なメッセージを見落としてしまいそうですね。

 

さて、銀行取引明細書の分析の前に、他にも実施したことを紹介します。

 

① 融資契約書の入手

事の始まりは、個人事業主なのに2000万円近い残債があると聞いて驚愕から。
死亡時点で2000万円ということは、ピーク時には4000万円ぐらい借りていたのか?
とんでもない金額だ。2行あったようだが、貸す方も貸す方だよね。

まずは両行に電話で状況を確認。最後の契約はいつだったか聞くと、平成30年だと。通常5年返済だから、それなら昨年とっくに返済が終っているはずではないか?と問い詰めたら、担当者はゴニョゴニョ…口ごもる。
とにかく、電話で議論しても話にならないので、融資契約書のコピーを送ってもらうことに。(その際も、法定相続人を証明する一連の書類(戸籍謄本、印鑑証明など)は必要です)

入手した資料を見て、さらに驚き!
平成30年、令和1年に借り替えの新規契約を行っているが、令和2年に経営状況悪化が原因で返済が厳しくなったようで、それ以降、毎年、月々の返済金額を緩和させる「変更契約」を締結している。
もっと驚いたのは、令和4年と令和5年の変更契約書とその署名。
父は、令和4年あたりから認知症になっていたと後妻司法書士から聞いていたが、認知症の人を相手に融資契約ができることに驚き
そして父の署名について、平成30年の原契約では見覚えのある大きく堂々とした署名を書いているが、令和4年の署名はおよそ父の文字とは思えない小さく自信のない幼稚園児以下の文字、令和5年に至っては左手で書いたのかと思うような文字。中には後妻が代筆をしているものもあった。この父の署名を見た時、さすがに胸が締め付けられ、この時はじめて涙が溢れてきました。

認知症で判断能力を失い、病床に臥しているいるところに、後妻と銀行員が押し寄せて契約書にサインをさせていたのかと思うと、怒りがこみあげ、どうしても許せなくなり、何が何でも真相を究明して後妻を断罪してやる、という気持ちになったのです。

この時、私の本気のスイッチが入りました。

 

そもそも、融資は薬局事業で借りたお金なんだから、薬局を運営していた父と後妻が返済すべきですよね。これは、私の周囲の友人知人(ほとんどが経営者)の誰に聞いても同じ意見。
借りて入手したお金は自分(後妻)のもの、返すのは法定相続人(私たち)って、そんな話が通用するか?
借りた金は、自分たちで返してから、相続の土俵に上がって来い!

私は最初からそう言っていたのです。

 

融資残債については、また後日、関連する話の時に続けます。

 

② 遺言書の有無確認

銀行に口座有無を問合せる時に、必ず聞かれたのが遺言書の有無でした。
いちおう、後妻司法書士から「遺言書は無かった」と聞いていたが、事を進めるうちに、後妻側の発言が何もかも信用できなくなり、自分で確かめることに

正式な遺言書(公正証書遺言)は、近所の公証役場で確認してもらいました。結果は「無し」。

さらに、自筆証書遺言書保管制度(※)というものが令和2年(2020年)から始まったようで、固定資産台帳閲覧や相続一覧図の手続きで法務局へ行ったついでに、こちらも確認をしてもらいました。確認手数料は800円。結果は「無し」。

自筆証書遺言書保管制度 ←詳しくは法務局のサイトで

公証役場で管理してくれる正式な遺言書は手続きや書式がけっこう厳密なので作成が大変そうですが、自筆証書遺言は自分(遺言者)が、遺言の全文、日付、氏名を自分で手書きして、押印をする遺言書でけっこう簡単です。保管料は1件3900円。

これ以外に、自筆で遺言書を作成して自宅で保管していたかもしれないが、後妻に「無い」と言われたら、家宅捜索するわけにもいかず、仮に存在していたとしても、後妻に不利な内容だったら、とっくの昔に破り捨てられているだろうと思いました。

そういう訳で、法的な機関での確認しか私にはできないので、遺言書は無かったと納得することに。

 

この時に思いました。
せめて遺言書を残してくれていれば、ここまで相続が荒れなかっただろうに。
もちろん、遺言書があっても、遺留分の請求権(※第1話参照)があるので、遺言書どおりの分配にはならないけれど、それでも被相続人の意思はかなり尊重されるはずです。

「うちは大した財産もないから遺言書なんて要らない」と言った離婚再婚経験者がいましたが、財産が少ないほど壮絶に揉めるパターンです。

だからこそ、全ての人に言っておきたい。(チコちゃんか?笑)

遺言書は、絶対に書いて、法的機関に管理してもらっておきましょう!!

 

③ 固定資産(不動産)の確認

法務局シリーズその2(その1は上記の自筆遺言書)として、父の自宅不動産の土地・建物登記簿謄本を入手。目的は、抵当権の有無の確認。融資銀行のうち1つがこの不動産に根抵当権がついていると聞いており、他にないかを確認しました。結果は「無し」。

不動産の評価額については、固定資産税評価証明書を見れば分かるが、これは固定資産のある市役所で入手なので、どうせそのうち後妻から提示されると踏んで、後回しにしました。

不動産の評価額は、固定資産税の基礎となる評価額路線価公示価格実際の売価などがあり、どれを選択するかによって金額が変わるので、いちばん揉める要素だそうです。
今回のケースは、後日、後妻弁護士が、思ったとおり固定資産税評価額(いちばん低い金額)を提示してきました。ここで反発しても良いのですが、仮に「では私が不動産をいただきます(買い取ります)」となった場合、低く見積もってくれた金額しか出さなくて良いので、こちらも都合が良い。
後妻は、はじめから父の不動産を売るつもりで、私たちには放棄を促していたから、相続財産を低く見せるために、いちばん低い評価額を出してきたという訳ですね。
そんなの、こちらも想定済みです。

 

④ 法定相続情報一覧図(相続一覧図)の作成・入手

法務局シリーズその3です。
むしろ、これを先にした方が何かと便利。
銀行にせよ、その後の各所での開示請求にせよ、これ(相続一覧図)があれば、わざわざ父や私の戸籍謄本を準備する必要がないのです。もっと早くに作成しておけば良かったのですが、何しろ銀行取引明細書を急いでいたので、後回しにしました。

法務局のホームページに様式と作成例が載っているので、それほど難しくない。お金を払えば司法書士が作ってくれます。
父の出生から死亡までの戸籍謄本と、私の戸籍謄本があれば良いと思っていたら、結婚で父の戸籍から抜けた弟の戸籍謄本も必要だと法務局から連絡があり、慌てて弟に取り寄せてもらいました。法務局に依頼してから2週間ぐらいで出来あがりました。
いろいろ使えるので、初回に少し多めにコピーを出してもらいました。(20部!多すぎた!)

 

まだまだ他の手続きはありますが、長くなるので、今日はここまでにします。

 

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  • 令和6年3月13日:父の死亡日(享年82歳)
  • 令和6年4月30日:父の死亡を知った日
  • 令和6年5月1日:弁護士予約
  • 令和6年5月2日~6日:相続の本5冊入手・読破
  • 令和6年5月8日~20日:弁護士面談4件
  • 令和6年5月8日:後妻司法書士から銀行口座・融資・会計事務所情報入手
  • 令和6年5月9日:顧問税理士に会計書類開示を拒否される
  • 令和6年5月8日~6月13日:融資契約書のコピー請求・入手
  • 令和6年5月8日~7月8日:各金融機関へ口座有無確認、銀行取引明細書・(残高証明書)の入手手続き
  • 令和6年5月23日~7月1日:銀行取引明細書の入手・転記作業
  • 令和6年5月31日:法務局で土地・建物登記簿謄本を入手
  • 令和6年5月31日~6月18日:法務局で相続一覧図申請・入手
  • 令和6年6月4日:公証役場で遺言書の有無確認
  • 令和6年6月11日~6月18日:法務局で自筆遺言書の有無確認の予約・結果入手

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【状況証拠・ツッコミどころ 一覧】

  • 4月30日 後妻が用意した相続財産は、不動産と借金がほぼ同額で、現金ゼロ・預貯金5万円。あまりに出来すぎた数字で、怪しさ満点!
  • 5月9日 顧問税理士が会計書類の開示を拒否、見せられない理由は!?
  • 6月2日・6月13日 認知症(要介護2)の父を相手に、銀行が融資契約をしていたことに驚き!入手した契約書の、無理やり書かされたであろう父の変わり果てた筆跡を見て涙が出た。
  • 7月1日 取引明細書の転記完了、頻繁な入出金に、後妻はATMに住んでいたのか?
  • 7月11日 調査した銀行口座が出そろい、当初、後妻司法書士から聞いていた3行・4口座どころか、8行・19口座が判明!

 

イバラの道を突き進んでいます💦

 

続く

第5話:ATMに住んでいたのか?(爆笑)

事業(薬局)で得た利益は、自分たち(父と後妻)が好きにすればよい。
その代わり、事業で発生した負債(借金)も、自分たちで返済しろ。
借金だけこちらに押し付けようとするな。
祖父の代からの家にまで手を付けるな!

父の死と借金の事実を知った直後の私の直感的な主張は、この後もずっと続きます。
(補足:後妻は父の薬局の専従者だった)

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前回の記事のとおり、問合せをして口座があった銀行から、続々と「取引明細書」が届きます。取引明細書は、既に口座を解約してある銀行でも、遡って10年前までならデータは送ってくれます。なので、地道に問合せをして、8行・19口座の存在が判明。そのうち三分の一ほどは10年以上動きのない「休眠口座」なので、法定相続人であることを証明した後で、残高だけ口頭で教えてもらいました。(どれも数百円しか残っていないので「残高証明書」を発行してもらうにはコスパ悪すぎるから)

次に、入手した「取引明細書」を分析するため、一覧表に転記しました。
これがまた、とてつもない作業!

一覧表は使い慣れたExcelで作りました。
縦軸に、10年前からの日付をぜんぶ。
横軸は、①口座別(同じ銀行でも、事業用名義(薬局)と個人名義など、口座が複数あるものばかり)、②用途別(毎月決まって引落しや入金があるもの、例:電気代、NHK、携帯電話代、プロバイダー料、クレジットカード代、保険料、店舗家賃、仕入先、融資返済、リース料、国民健康保険社会保険診療報酬(薬局なので)、年金など)、③相手が判明している入出金別(毎月ではなく単発で発生する入金や出金)、④相手が不明な入金と出金。
なにしろ10以上の口座を転記していくので、初めに設定した横軸だけでは足りず、どんどん追加していき、最終的には横軸がHR(190列)まで増えました💦

初めは口座別に転記し、全ての転記が終ったら、今度は用途別に列を移動させます。
今回の事件は「事業用の融資を返済するお金がないから、自宅不動産を売って融資を返済したい」という仕組まれたスキーム。なので、取引明細の転記を、事業(薬局)に関連する入出金、融資、個人の入出金に分けたので、何が事業関連か、何が生活費か、だいたいの予想がつきました。
そこで、それぞれの項目(列)に「薬局・仕入」「薬局・売上」「薬局・損害保険料」「薬局・リース料」「個人・年金」「個人・生命保険料」「個人・上下水道代」などの勘定科目を書き込みます。何の科目にするか分からないものは、「薬局・不明出金」「個人・不明入金」など、とりあえずの名前をつけておきます。
なぜそんなことをするか、その理由は、最終的には決算書や所得税申告書と比較をするためです。

顧問税理士が会計書類を開示してくれないので、税理士がやる作業を、そのままそっくり再現するのが目的です!

 

「へえ、それなら私でもできそう」と思いましたか?
言うは易く行うは難し
めちゃくちゃ大変な作業です!
根気、忍耐力、集中力、精神力、いろいろなエネルギーと時間が必要です。
幸い、仕事が少しラクな時期だったので、1週間のうち「今日は仕事、明日は相続」と日を決めて作業を進めました。出張先にもパソコンと資料を持参して空き時間に作業をすることも。

取引明細書は銀行ごとにバラバラに来るので、全部そろうのを待つのではなく、来た順に入力を進めました。最初に入手したのが5月23日、最後の銀行が到着したのが6月28日、全ての転記が終ったのが7月1日。1か月以上の大変な作業でした!(自分を褒めたい!!)

 

この作業を進めながら、いろんな発見がありました!

  • まず、不明な入出金(特に出金)が多すぎる!
  • 次に、パート給与や税理士への振込形跡がない。(今どき現金で渡していたのか?)
  • 電気代や電話代など決まった日の引き落としができていない月がけっこうある。
  • 入金があるとすぐにお金が引き出され、常に残高が1000円未満の状態。酷い時には41円とか100円未満も頻発!

最後の項目については、「何が何でも前妻の子どもには財産を渡さない!いつ(父が)死んでもいいように、常に銀行残高を限りなくゼロにしておく」という後妻の涙ぐましい努力が見て取れます(笑)
だから、ついウッカリ入金を忘れて「引落しができない」ことが頻発していたのでしょうね。
とにかく、メインの5,6個の口座管理に余念がなく、毎日のように入出金をしていました。まるでATMに住んでいたかのように!!

いやー、ご苦労さん。
そこまでお金に執着していたとは。
そのエネルギーを、もっと建設的に使えばいいのに。自分で商売を始めるとか。
まあ、あり得ないか。この手の人は他力本願で、自分で苦労や努力をして財を築こうとせず、コバンザメのように他人のお金を我が物顔で使うことに命をかけているからね。
私や私の周辺にいる友人知人とは、まったくタイプが異なる、異次元の生物なのですよね。
通常なら絶対に関わりたくない人間だけど、相続なので仕方ないのです。
なので、各方面に問合せをする際に「お母様はご存命ですか?」と聞かれることがあるが、相手に悪気がないのは分かっているが、こっちは不愉快なので「母ではありません、後妻です」と念押しで言い直します。すると相手が「地雷を踏んだ」と慌てる様子がよく分かる。それくらいに、こんな意地汚い女を家族だと思われたくないのです。
とてもデリケートな問題なのです。

金融機関や保険会社の人など、常に相続に関係がある業界の人は、言葉に注意された方が良いでしょう。(大手はそういう教育もしているのかも)

 

そういう訳で、銀行の取引明細書を転記するという壮大な作業が終り、いよいよお金の動きの分析に取り掛かります。
ここから先は、多少でも経理や会計の知識や、事業経営の経験などがあった方が理解しやすいかも。
逆を言えば、仮に取引明細書を入手しても、経理や会計の知識がないと、何をどう読み取れば良いかが分からず、結局、挫折して泣き寝入りの道を選ぶしかないのですよね。
そして、後妻は私たち前妻の子どもにそれを期待していた。おそらくグルの税理士も。
「借金と同額の不動産しかなくて、相続財産はゼロですよ」と言えば、こちらが諦めると思っていたのでしょう。

残念でした。
こちらは、お金が欲しいのではなく、後妻とグル税理士が如何にしてお金を抜き取っていったのかを真相を知りたいだけなので。

 

長くなりそうなので、今日はここまでにしておきます。

 

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  • 令和6年3月13日:父の死亡日(享年82歳)
  • 令和6年4月30日:父の死亡を知った日
  • 令和6年5月1日:弁護士予約
  • 令和6年5月2日~6日:相続の本5冊入手・読破
  • 令和6年5月8日~20日:弁護士面談4件
  • 令和6年5月8日:後妻司法書士から銀行口座・融資・会計事務所情報入手
  • 令和6年5月9日:顧問税理士に会計書類開示を拒否される
  • 令和6年5月8日~7月8日:各金融機関へ口座有無確認、銀行取引明細書・(残高証明書)の入手手続き
  • 令和6年5月23日~7月1日:銀行取引明細書の入手・転記作業

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【状況証拠・ツッコミどころ 一覧】

  • 4月30日 後妻が用意した相続財産は、不動産と借金がほぼ同額で、現金ゼロ・預貯金5万円。あまりに出来すぎた数字で、怪しさ満点!
  • 5月9日 顧問税理士が会計書類の開示を拒否、見せられない理由は!?
  • 7月1日 取引明細書の転記完了、頻繁な入出金に、後妻はATMに住んでいたのか?
  • 7月11日 調査した銀行口座が出そろい、当初、後妻司法書士から聞いていた3行・4口座どころか、8行・19口座が判明!

 

次は、取引明細書の分析に入る前に、その他の手続を紹介しようと思います。

 

続く

第4話:銀行取引明細書からスタート、口座の数に驚愕!

事業(薬局)で得た利益は、自分たち(父と後妻)が好きにすればよい。
その代わり、事業で発生した負債(借金)も、自分たちで返済しろ。
借金だけこちらに押し付けようとするな。
祖父の代からの家にまで手を付けるな!

父の死と借金の事実を知った直後の私の直感的な主張は、この後もずっと続きます。
(補足:後妻は父の薬局の専従者だった)

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弁護士を使わずに自分で進めると決め、「やることリスト」を作りました。(前回参照)
そして、後妻の税理士に、会計書類の開示を思い切り拒否されたので、まずは銀行取引の照会から!
と言っても、後妻の司法書士から得た情報はあまりに少なかった。

  • メインバンク(地元地銀HR) 薬局名義の口座
  • 同じく地元地銀HR 父の個人名義
  • 別の地元地銀HK 薬局名義
  • 都銀M 個人名義 (令和6年1月に後妻(=成年後見人)により口座閉鎖してあった)

これだけ。

最初に相談していた弁護士からは、
都銀ぜんぶ、地元に支店がある銀行、ゆうちょ、農協(JA)は押さえるように
と言われていました。
そこで、地元に支店がある銀行をリストアップ。
ネットって便利ですね!
「○○市 銀行 一覧」と検索ワードを入れると「○○市の金融機関一覧」というサイトが出てきて、ずらーっと表示されました。
隣県の支店もあるし、信用金庫、信用組合、農協だけでなく漁業協同組合なんかもあるし。
ちなみに、支店が違っても同じ銀行であれば「名寄せ」して全支店を調べてくれます。
それでも、金融機関が30ぐらいあっただろうか。
さすがに全部は…果てしない作業と思い、15行ぐらいに絞り込みました。

 

まず、支店と口座番号がわかっているところ(司法書士から得た情報)から連絡。
相続では「取引明細書」と「残高証明書」の入手が一般的ですが、それぞれ手数料がかかります。(銀行によって金額はまちまち。1口座550円ぐらいのところもあれば、1年1100円というところもある)
残高が十分残っていればいいのだが、後妻トラブルの場合はたいがい後妻がほぼ全額出金してしまっているので、残高が1000円未満、酷いのだと100円未満のこともある。そんなのに残高証明書を手数料をかけて出すのもバカらしいので(取引明細を入手すれば、死亡時点の残高も表示されている)、まずは取引明細書の入手に徹する!
取引明細書は、申請した時点から遡って10年分まで
一刻も早く連絡して、できるだけ古い情報まで入手しなければ!!

父が亡くなり、相続の関係で、そちらに口座があることが分かったので、取引明細書を出していただきたいのです
と言えば、銀行の担当者が必要な情報を順番に聞いてきて、申請書類を送ってくれます。
その申請書に記載し、必要書類を同封して返信すれば、2週間ぐらいで取引明細書を送ってきてくれます。
だいたいどこの銀行も同じような書類が必要。(原本は返してくれます)

  • 被相続人(父)の戸籍謄本
  • 被相続人の戸籍謄本(出生から死亡まで)←これが必要だったのは1行だけだった
  • 申請者(私)の戸籍謄本
  • 申請者の印鑑証明書
  • 申請者の住民票←これを要求されたところは2行ぐらいあった
  • 申請者の本人確認書類(免許証など)のコピー

一斉に申請するので、必要書類は複数枚あった方が良い。
今は、これまた便利で、印鑑証明書と住民票はマイナンバーカードがあればコンビニで入手可能。父の戸籍謄本も、全国どこの役所でも入手できる。(→今年の4月から可能になったらしい)
私は、まずは印鑑証明書10部(多すぎた😅6~7枚で良かったかも…)、住民票2部、父と私の戸籍謄本6部ずつ(これは足りなくなり後から2部ずつ追加)を入手。
いちばん大変でお金がかかったのは、父の出生から死亡までの戸籍謄本でした。いったいどこまで遡るのだろう?と思うほどで、全部で6部に分かれて出てきたので、6通分の手数料(4200円)もかかりました。さすがにこれを複数そろえるのはお金がもったいなかったので、1部だけを大事に扱います。
後日、法務局の法定相続情報一覧図(相続一覧図)の申請に必要だったので、早めに入手しておいて良かったです👍

手続きは、都銀なら私の家の近所のどの支店でもでき、第一地銀なら都内の東京支店で手続きをしてもらえる。それ以外はすべて郵送になるので、レターパックライトも10部ほど購入。これも後で足りなくなり、さらに10部追加で買いました。

 

口座があることが分かっている銀行は、割とスムーズに事が運ぶのですが、口座の有無が分からない銀行への問合せは厄介です。

まず、最近の銀行は、電話をかけてもずーっと音声ガイダンスで、しかも相続の選択番号が分からないケースもあり、なかなかオペレータや行員と直接話ができない。耐久戦のような作業だし、電話代もバカにならない。あとで電話代明細を見たら、実際の通話料が月額3万円前後になっていた。たまたま私は「かけ放題プラン」だったので、どれだけ電話しても定額(3000円ほど)で助かったが(auさん、ごめん🙏)、たまに0570ナビダイヤルだとかけ放題の対象外で、「チッ」と舌打ちすることもありました😅

父が今年3月に亡くなり、相続手続きを進めているのですが、後妻が情報を開示してくれず、各銀行に口座の有無を問合せしています。そちらに口座が有るか、有れば取引明細書を発行していただきたいのですが
だいたいこの文言でスタート。

音声ガイダンスを辛抱強く待ちますが、それでも、都銀は「相続専門サービス部門」があるようで、けっこうスムーズです。聞かれる順に必要事項を伝えると、口座が無ければ「ありませんでした」とすぐに回答してくれます。そりゃそうだよね、全国に膨大な顧客(口座)があるだろうし、口座の有無をいちいち郵送でやり取りなんてしていられないよね。無いなら「無い」で即解決した方が、お互いのため。

地銀は対応が多少もたもたするものの、まだ大丈夫。

信用金庫は、規模によって差が激しく、田舎の信用金庫だと「それ何ですか?」「そんな手続きしたことない」みたいな回答もあり、説明するのが大変。所定の申請書がないところもあり、こちらからフリーフォーマットで書面を作成して送ったことも。

農協(JA)も手こずりました。
なにしろ、全国のJAバンクは、同一金融機関ではなく、それぞれ地域ごとに分離した存在だったので。父の住所地の管轄のJAを教えてもらい、そこに問合せ。所定の必要書類をやり取りした結果、結局「ありませんでした」で、ガクっときた。

ゆうちょは、近所の郵便局で手続きをしてくれます。

 

最初は電話をかけるのに緊張しました。なぜなら「後妻が…」のフレーズで、相続でトラブってる不審者のような対応をされることもあったので。それが、徐々に慣れていき、舌も滑らかにまわるようになり、すると、相手(銀行側)の反応から「口座があったな」と分かるようになりました!口座があれば、扱いが、不審者から正式な法定相続人に格上げです(笑)
後妻は隠していた父の口座には連絡をしていなかったようで、銀行側は、
この電話をもって口座を凍結します」と。
あら、私の電話は、お手柄だったのね!😆
ほぼ全ての口座残高は限りなくゼロ円でしたが、父名義のクレジットカード決済用の口座や公共料金自動振替口座もあったようで、私が凍結させたことで、自動引き落としが出来なくなり、私が本気で動き出したことを後妻もようやく知ったのでしょう。

 

後妻は、本当に悪質でした。
なぜなら、父が認知症になり、いろいろな契約(不動産を売り飛ばすとか、口座を閉じるとか)ができなくなり、苦肉の策で自分が「成年後見人」になったのです。おそらくグル税理士のアドバイスでしょう。

成年後見人の申請時(家庭裁判所)に、父の財産情報の提示が必要で、保有する金融機関も全て列挙しなければいけません。なのに、司法書士が教えてくれたのは、たったの3行、口座は4つだけ
私が実際に調べたら、19も口座があった!(うち三分の一は既に休眠口座だったが)
中には、直前まで後妻が出し入れしていた口座もあったのに、成年後見人の申請時や初回報告時(後日、裁判所で閲覧)に、裁判所に開示していなかったのです。
裁判所に対しても、既に嘘つきだったのです!

 

そのため、最初は父の住所地だけで銀行口座を探していましたが、ふと気になり、父がサラリーマン時代最後の転勤で赴任していた地域(=後妻と出会ってしまった因縁の土地)の地銀にあたってみたところ、ビンゴ!やっぱりあった!!

既に休眠状態で、残高もほとんどなく、取引履歴は残っていなかったが、わざわざそこに口座があったということは、その頃から後妻へお金を融通していた可能性が非常に高い。
最初から狙われていたんだなーと納得しました。

 

ちなみに、金融機関から始まり、その後いろいろなところへ連絡をして資料を入手していくため、活動記録(時系列)手続き進捗状況一覧表を作成して、都度アップデートしていきました。
まるで会社の業務日誌のようです😅
さらに、提出した書類(申請書など)はすべてスキャンして保存してあります。
友人知人には、「仕事してるみたいだね」と言われました(苦笑)
でもね、これ、とても重要です。
いつ、誰と、何を話したか、しっかり書き留めておくことで、状況証拠を積み上げていくのです。なにしろ、全ての情報は敵(=後妻)が握っているので!

 

それにしても、19も口座があったとは…
これ、攪乱作戦だな。(知人も数を聞いてビックリ、すぐに攪乱と指摘した)

 

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  • 令和6年3月13日:父の死亡日(享年82歳)
  • 令和6年4月30日:父の死亡を知った日
  • 令和6年5月1日:弁護士予約
  • 令和6年5月2日~6日:相続の本5冊入手・読破
  • 令和6年5月8日~20日:弁護士面談4件
  • 令和6年5月8日:後妻司法書士から銀行口座・融資・会計事務所情報入手
  • 令和6年5月9日:顧問税理士に会計書類開示を拒否される
  • 令和6年5月8日~7月8日:各金融機関へ口座有無確認、銀行取引明細書・(残高証明書)の入手手続き

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【状況証拠・ツッコミどころ 一覧】

  • 4月30日 後妻が用意した相続財産は、不動産と借金がほぼ同額で、現金ゼロ・預貯金5万円。あまりに出来すぎた数字で、怪しさ満点!
  • 5月9日 顧問税理士が会計書類の開示を拒否、見せられない理由は!?
  • 7月11日 調査した銀行口座が出そろい、当初、後妻司法書士から聞いていた3行・4口座どころか、8行・19口座が判明!

 

長くなるので、今日はここまでにします。
次は、入手した取引明細書のことを書こうと思います👍

 

続く